
それほどきつく挟み込まれるわけでもないし、雨漏りする訳でもないが、シールに癖がつくと嫌なので早めに対処することに。
保証期間内なのでクレームで修理してもらっても良いのだが、今後のために自分でやってみることにした。
ルーフのメンテナンス方法はVWvortexフォーラムの以下のスレッドに詳しい。
How to solve (or prevent) Eos Roof leaks
上のスレッドでは純正潤滑剤として G 052 172 A1 というパーツコードのものを塗布している。これはDuPont社のKrytox GPL105が主成分だそうで、北米で$95〜$113もするそうだ。Krytox GPL105が入っている他の潤滑剤は同じくVWVortexフォーラムの以下のスレッドで紹介されている。
Maintaing Eos top seals/weatherstrip with Krytox
このスレッドを見ると液体の G 052 172 A1 の他にスプレータイプの純正品 G 052 172 A2 というものもある。こちらは北米ではアフターサービスの一環で無料でもらった人もいるそうだ。
とりあえず、個人のメンテ用はスプレータイプで良いだろう思い、VWのサービスセンターで購入できるか聞いたところ、注文可能だとのこと。ものは試しに買ってみることにした。取り寄せてみると思ったより小さい缶スプレーだった。下の写真の350mlのビール缶は比較のために置いたもの。

さて、これを最初に紹介したVWvortexフォーラムのメンテナンス方法に沿って塗ってみた。ラバーシールにスプレーすると揮発分がすぐに蒸発してしまい、液体のG 052 172 A1と違って塗り拡げる暇はない。触ってみると少しペタペタしており、潤滑成分はちゃんと付着しているようだ。
塗り終わってサンルーフを開閉すると見事に挟み込みは消えていた。その後走行してみたところ、少し荒れた路面を走った時に鳴っていたルーフからのギシギシ音がきれいに消えている。新車時より音がしない位だ。ずっとオープンカーを乗り続けているのできしみ音が鳴っても大して気にはしていなかったが、ここまで消えるとは思わなかった。効果大である。
問題は、このG 052 172 A2 なんと100mlスプレー1缶が9,030円もすることだ。しかもスプレー式なので耐久性は怪しいもの。液体のG 052 172 A1が日本で購入できるのか、価格が幾らなのか判らないが、本当に音や雨漏りで悩んでいたらそちらを買った方が良いかも。
また、DuPont Krytox GPL105のスプレーとして和光ケミカルからFSO フッソオイル105が出ているので、個人でのメンテ用ならこれを購入するのが一番良い気がする。
仕方なくそのときは洗車に行きましたです。
とにもかくにも、このVWVortexフォーラムのスレッドは永久保存版ですね。私もとりあえず303 AEROSPACE PROTECTANTで同様の方法を試してみます。和光ケミカルのFSOフッソオイル105の方がよかったかな・・・。
ただ液体のG 052 172 A1のように手の指で塗り伸ばす、ということができないのでラバーシール保護のために隅々までコートする… というのは無理でした。一番擦れそうな中央部や溝部分のみの施工になります。
なんとなくですが、私の買ったものとフッソオイル105はほとんど成分同じなんじゃないか? と思います。本当は、価格聞いた瞬間に注文は止めて和光ケミカルのものを買おうかと思いましたが、そちらは他の人に買って貰って自分は人柱になろう、と思い直して購入してしまいました。とりあえずかなり効果はあるので良いですが、多分耐久性が望めないでしょうね…
$100もしませんでした。70%掛けくらいです。
そうなると実は純正品は液体もスプレーも大して値段が変わらない可能性がありますね。
実はスプレー(A2)の価格を聞いた時に、A1の価格も聞いてみようかと思いましたが、なんとなく止めてしまいました。
私の方は次回VWのサービスで幾らするか聞いてみたいと思います。
エントリに書いたとおり実際に挟み込みが起きていましたので、私もクレームで塗ってもらっても良かったのですが、単に自分でやってみたかったので買ってみました。
予想外に高かったので、ちょっと躊躇はしたのですが(笑)。どうせなら液体タイプを買えば良かったな、とは思っています。
そういう意味では、ディーラもそんなに高くないですね。