2007年08月10日

HDD MMSの裏側の調査

HDD MMSの背面がどうなっているか少しまじめに調査した。
メーカー純正のHDD MMSをつけておいて裏側を調べるような奇特な人はいないようなのでご紹介。

まずは車速パルスなどの取り出しだが、私の2007年式EOS V6では、いわば純正CAN-busアダプターに相当するもので取り出していた。
下左側の写真がそれ。クラリオン製で"Made in Belgium"と書いてある。
mmscanadpt0.jpgmmscanadpt1.jpg
上右写真はそのコネクタだが、一番下の赤い2本縒り線がCAN-bus(H/L)、その上の黄色と黒がCAN-busアダプタ動作用電源(常時電源とアース)である。
茶/黒と茶の2本の線は謎の線である。HDD MMSに接続されているのだがOEM元のクラリオンMAX760HDでは未使用のピンに入っていて何に使われているのか判らない。
後は橙/白がイルミ、少し見えにくい赤がアクセサリ、一番上の紫/白がリバースでピンクが車速パルスである。
社外品で利用されるパーキング線は無い。MMS側もコネクタピンは空きになっている。

続いてアンテナだが、ブースター兼変換器のようなものが付いていた。
下左写真は入力側で合計4本のケーブルが入力されている。以前のトランクリッドのアンテナモジュール調査で4本のケーブルが出ていたので、これで本数は一致する。
mmsantadpt1.jpgmmsantadpt0.jpg
上右写真が出力側で左4本がMMSのダイバーシティTVアンテナ4本に接続されている。1つ隣は多分アンテナアース。さらに隣2本はこの機械の電源(アクセサリ電源とアース)。
離れた右端2本の左側はやはりアンテナアースらしく、一番右の1本がラジオアンテナとなっている。

以上からHDD MMSではCAN-busから変換して各種ナビ信号を出していること、EOSのトランクリッドの4本のアンテナ出力はMMSの直前でナビ用に変換されていることが判った。
EOSのトランクリッドには物理的にはアンテナ線が2本しかな無く、それを共振回路などで無理矢理TV4本+ラジオ1本分に変換しているので感度は相当に悪いと思われる。(実際ラジオの感度はかなり悪い。TVは全く見ないので不明。)

なぜこんな調査をしたかというと手製MFSWを生かすためのSWI-CAN+SWI-Xが到着したから。SWI-CAN用のCAN-bus信号を取り出すためにHDD MMS背面を調べたのだが、現時点では問題発生中。

VW車のCAN-busは大きく分けてDrivetrain, Convenience, Infotainmentの3種類がある。SWI-CANはInfotainment CAN-busから信号を取る必要があり、本来はオーディオヘッドユニットにInfotainment CAN-busが来ているはずだった。
ところがHDD MMSが信号を取り出しているのはConvenience CAN-busなのだ。これはケーブル色で判別でき、Convenienceは橙/緑,橙/茶の縒り線になっている。前出の写真はCAN-busアダプタ側のケーブルなので赤い2本縒り線だがこの先にコネクタがあり、車体側から橙/緑,橙/茶のケーブルが来ている。
Infotainment CAN-busは橙/紫,橙/茶のケーブルのはずでこれがどこにも無い。試しにSWI-CANをConvenience CAN-busに繋いでみたが、電源は入るもののやはり8つのボタンの内3つしか反応/学習しなかった。VAG-COMで確認すると、どのボタンも信号はちゃんと出力されているのでやはり異なるラインにつないでいるのがまずいらしい。(ちなみにVAG-COMをつなぐコネクタのCAN-busはDiagnostic CAN-busという特別なCAN-busなのでSWI-CANをここにつないでも全く動作しない)
posted by kaishi at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | VW EOS
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