WHSにはitunesを入れてitunesサーバーとしても使っていたのだが、先日のバージョン8.1からWHSにはインストールできなくなってしまった。今回出た8.1.1でも同じ。
Apple Software Updateを走らせても「インストール中にエラーが発生した」と出てしまう。 Appleのサイトから直接itunesのインストーラーをダウンロードして実行するとすぐに「XP SP2以降のシステムしかサポートしていません」エラーがでて終了してしまう。
ちょっと調べたのだが、これはitunesと一緒にインストールされるApple Mobile Device SupportソフトウェアがWindows Home Serverに対応しなくなってしまったのが原因。
解決方法は以下の通り。
1. Apple Software Updateを実行して新しいitunesをダウンロードする。ツールメニューから「ダウンロードのみ」を実行してから「ダウンロードされた更新のフォルダを開く」を選ぶ。
2. フォルダ内にAppleMobileDeviceSupport.msiがあるので適当な作業フォルダにコピーする。
3.Microsoftのmsi編集ツール、Orcaをインストールする。インストール方法は"Orca msi"で検索すると出てくる。例えばこのようなページ。
4. Orcaを使って作業フォルダにコピーしたAppleMobileDeviceSupport.msiを開く。
5. 左側に並んだテーブルの"LaunchCondition"を選択して右クリックして
6. AppleMobileDeviceSupport.msiをWHS上で実行するとインストールができる。
7. 最新版のApple Mobile Device Supportはインストール済みになったので、Apple Software Updateを使ってitunesを普通にインストールできるようになる。
この方法は当然Appleのサポート外の行為だし、ライセンス的にも微妙なのだが、8.1以降のバージョンでは重要な脆弱性対策も施されているのに、いきなりサポート外OSにされても困ってしまうし、Appleから正式に旧バージョンのダウンロードもできないのでこれで対応させてもらうしかない。
[2009.07.22 追記]
最新のitunes 8.2.1 でも同様の処置が必要だった。
コメント頂いたので確認したところ、Orcaでテーブルを消すのは"Delete"ではなく"Drop Table"でした。ご指摘ありがとうございました。
一点私が行ったときにちがかった項目がありました。
5.の右クリックのDeleteとありますが、DeleteはなくてDorop Tableとなっておりました。
インストールすることができました。
ありがとうございます。
googleのリンクから来ました。
私も8.1.1がインストールできなくて
困っておりました。
そろそろLinuxでの共有を考えてお腹が痛くなってきましたが、
iTunesの新バージョンが利用できるようになって安心しました。
しきさんの、おっしゃるとおりDrop Tableとなっておりました。
Appleの正式サポートを要望したいですね。
有益な情報をありがとうございました。
8.2が無事にインストールできました。
でもいずれは、正式サポートの列に
WHSも加えてほしいですね。
ありがとうございました。