2週間ほどで到着。遙かリトアニアからようこそ。

中身はこんな感じ。キットの中には説明書などは入っていない。各自でwebサイトからダウンロード。

ということでのんびりハンダ付けを楽しみながら3時間ほどで完成。
できあがったのはニキシー管の時計。


ニキシー管はソ連製のIN-14。裏に書いてあるのは製造日だろうか。だとすれば1979年9月製が4本、同年10月製が1本、1988年5月製が1本なのか?

電源は付属していないのでACアダプタは別途用意した。さらに基板下部に5mmスペーサーを購入し、ダイソーのコレクションボックスをケースとしている。これが恐ろしいほどぴったり。ニキシー管は全く熱くならないのでプラスチックのケースでも大丈夫。

購入したのはtubehobbyというサイトのNCV2.1-14というキット。多分個人がほとんど趣味でやっていると思われる。国内でもニキシー管の時計キットを出しているところもあるが、このサイトのキットは非常に多機能なのが特徴。
・電源断でもボタン電池による時刻/設定内容バックアップ
・12/24表示切替。AM/PMマーカー表示
・ゼロ表示切替(01:23:45⇔1:23:45)
・サマータイム自動設定
・年月日表示形式切替。閏年対応
・コロン表示明滅設定
・夜間消灯機能(ニキシー管延命用。消灯時間帯指定可能)
・表示切替時エフェクト(3パターン)
・GPS対応
などなど盛りだくさん。
デフォルトでは以下の動画(要QuickTime)のように毎分50-55秒は年月日表示に切り替る。斜めから撮影しているので数字により奥行きが変わっているのと、切替エフェクトが判る。

この時計にはGPSによる時刻自動設定機能がついている。どうせなら機能は全部試したいよね(笑)、ということで秋月でACアダプタを買うついでにGPSレシーバーモジュールキットを買ってきた。
時計の説明書によるとNMEA-0183に準拠したプロトコルのGPSレシーバーに対応しているそうなので、このキットでいけるはず。
キットは部品と回路図しか入っていないので、自分で基板を用意して配線を考えて作成。といっても部品点数が少ないので難しくはない。

作成した基板をプラスチックケースに入れて完成。

ケースの中はこんな感じ。

このGPSレシーバーはデフォルトでは通信速度が9600bpsにセットされているが、時計側の説明書によると対応しているのは4800bpsだそうなので一旦PCにつないで設定変更をする必要がある。設定値はGPSレシーバー内のボタン電池でバックアップされるので、一旦設定してしまえば電源を抜いて時計につなぎ替えてもOK。(時計のGPSコネクタからレシーバー用の電源は供給される)
レシーバーを窓の外に突きだして、PC側で衛星捕捉を確認した後に時計に差し替えたところ、見事に時刻は自動設定された。
が、実際のところ屋内で衛星を捕捉できる訳もなく実用性はほとんどない。時計の機能確認をしたかっただけ(笑)。
せっかく作ったのでGPSレシーバーの方は何か他の活用も考えよう(^^;)。
なかなか面白いHobbyですね、未組み立てでしたら欲しかったす。
1台目が無事完成したときに2台目をキットのままにするか組立てるか考えたのですが、キットのままでは需要が少なそうなので組立ててしまいました。
キットでしたらtubehobbyさんから直接購入できますね。ebayにも出品してますのでキットを1台購入するならebay経由が簡単かもしれません。